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医療情報
 
(2)狂犬病
   日本でも海外で犬に噛まれた方が、日本で狂犬病にかかり話題になりました。動物に噛まれたら、パスツール研究所等の狂犬病センターに直接行って下さい。チュニジアで2005年に狂犬病で死んだ動物は189,死亡者は3人、2006年は動物180,死亡者1人です。

   平成19年1月16日の当地日刊紙ルトン紙(Le TEMP)に狂犬病について書かれていましたので、まとめてみました。
(A)2006年になんらかの動物に噛まれてパスツール研究所を訪れた患者は4000人に上ります。
(B)大チュニス圏においては、犬に噛まれた患者は性別では男性、年齢では15才以下が多数を占めています。 (C)チュニジア国内には狂犬病の処置を行うセンターが200ヶ所以上あります。
(D)狂犬病は犬以外にも猫、ねずみ、馬、ロバ、牛、キツネからも感染します。
(E)予防対策は以下の通りです。
       a.野良犬を減らす。
       b.飼い犬、猫の予防接種を行う。
       c.狂犬病の動物に噛まれた動物は隔離する。
       d.国境での動物輸入検疫を強化する。
       e.噛んだ動物をすぐに殺すか隔離しその動物を獣医が診察する。
      f.傷口は縫わずに開放とする。

(F)飼われていない動物に噛まれた場合の対処法
一刻も早く、次の5回の狂犬病の予防接種をします(WHO推奨)。傷口が小さいからと軽く見てはいけません。
1回目 噛まれた当日
2回目   3日目
3回目   7日目
4回目 14日目
5回目 28日目
(G)飼い犬、飼い猫などに噛まれた場合は、
噛まれた日に狂犬病の予防接種をします。飼い主に動物が変な行動をしないか聞いておくことです。10日以上経過しても動物に異常行動がなければ問題ありません。この場合、そこで予防接種は終了してかまいません。