開発協力
令和5年8月28日
概要
1970年代以降、日本はチュニジアに対し、インフラ整備、電力、水分野等での円借款を積極的に実施してきており、チュニジアにおける主要二国間ドナーの一員となっています。2022年8月の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)の機会には、日本の円借款で建設されたラデス・ラグレット橋のライトアップやラデスコンバインドサイクル発電所の完工式が開催されたほか、二国間技術協力協定への署名(2023年1月発効)も行われました。現在、同協定に基づいて、医療、廃棄物管理・都市衛生、品質・生産性向上(カイゼン)等の分野で、チュニジアをハブとした三角協力を推進しています。また、現在、20名弱の青年海外協力隊が青少年育成や地方開発等の分野で、チュニジア各地に派遣され活躍しています。
ラデス・ラグレット橋
ラデス・コンバインドサイクル発電所
首都圏通勤線電化計画
カイゼン手法の導入(出典:JICA)
円借款「社会的保護強化支援計画」署名式
シディタベト障害者セラピー用農場設備改修計画
廃棄物管理分野の第三国研修
ソリメン柔道場改修計画落成式
草の根無償
「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、人間の安全保障の理念を踏まえ、開発途上国における経済社会開発を目的とし、地域住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与するものです(供与限度額は、原則1,000万円以下)。チュニジアにおいては例年3、4件程度実施しています。また、文化・高等教育振興分野の開発プロジェクトについては、「草の根文化無償資金協力」の対象となり得ます。いずれもチュニジアの団体がチュニジアにて実施する案件についての窓口は当館です。詳しくは当館フランス語ページをご参照ください。