日・チュニジア関係2022

令和5年9月5日

【TICAD8】

2022年8月27日及び28日、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)がチュニスにて開催されました。岸田総理(オンライン参加)がサイード・チュニジア大統領及びサル・セネガル大統領(AU議長)と共に共同議長を務め、「TICAD8チュニス宣言」が採択されました。また、両日開催されたビジネス・フォーラムには、日本及びアフリカ諸国のビジネス関係者(チュニジア含む)、アフリカ経済閣僚、開発金融機関等から計300名が参加し、日・アフリカ間のビジネス促進に向けて活発な議論が行われました。その他、当地及びオンラインで様々なサイドイベントが催されました。
また、同年8月26日、岸田総理は、TICAD8に先立ち、サイード・チュニジア大統領と首脳会談(オンライン)を開催し、会談後、二国間共同声明を発出しました。同日、岸田総理はチュニジアのラ・プレス紙(フランス語)及びサバーハ紙(アラビア語)にメッセージを寄稿しました。また、総理特使としてTICAD8に出席するため、チュニジアを訪問した林外務大臣は、日チュニジア外相会談、技術協力協定及び二国間クレジット制度(JCM)に係る協力覚書への署名、共同記者発表を行いました。さらに、大統領府にて、サイード大統領を表敬訪問した後、ブデン首相主催のレセプションにも出席しました。
 

外務省HP

チュニジア政府HP

TICAD8ビジネス・フォーラム(ジェトロHP)

 
日・チュニジア首脳会談(オンライン)

日・チュニジア共同声明

 
チュニジア主要メディアへの岸田総理大臣寄稿(日本語ラ・プレス紙(フランス語)サバーハ紙(アラビア語)
 
林外務大臣のチュニジア訪問
 

          

 

二国間クレジット制度の構築に関する協力覚書への署名

令和4年8月26日、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)開催に先駆け、二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)の構築に関する協力覚書の署名が行われました。
二国間クレジット制度は、途上国等への優れた脱炭素技術等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価するとともに、日本の排出削減目標の達成に活用する仕組みです。

JCM概要
 
     

 

本田外務大臣政務官のブデン首相及びジェランディ外相との会談

5月11日、チュニジアを訪問した本田政務官は、ブデン首相及びジェランディ外相と会談しました。TICAD8に向けて二国間関係を一層強化していくこと、ウクライナ情勢への対応について両国で引き続き緊密に連携して取り組んでいくこと等を確認しました。 本田外務大臣政務官のブリュッセル及びチュニジア共和国訪問(結果)


 

           

 

           



 

日チュニジア外相テレビ会談

3月27日、林外務大臣は、ジェランディ外務大臣とテレビ会談を行い、本年8月のTICAD8に向けて緊密に連携していくことが確認されました。

  

報道発表

 

           


 

「Alva Tunisia社新工場」落成式

2022年3月15日、ベンアルース県ナーセン市において、清水大使は、産業・エネルギー・鉱物大臣(Mme Neila NOUIRA GONJI)や東レ株式会社常務取締役などとともに、Alva Tunisia社の新工場の落成式に参加しました。
東レ株式会社の約13億円(3,500万ディナール)の投資により完成した本工場では、既存の工場の従業員に加えて、新たに700人以上を雇用する見込みです。
大臣などの出席者からは、TICAD8を好機に、本プロジェクトをチュニジアへの日本企業の投資を呼び込むマイルストーンとして期待し、投資環境の更なる改善を図っていくと発言がありました。
 

             


            
 

 
 

令和3年度天皇誕生日レセプションの開催

2022年3月1日、大使公邸において、天皇陛下の62歳の誕生日をお祝いするレセプションが和やかな雰囲気で開催されました。
レセプションには、サイード(Samir SAID)経済・企画大臣、ナシービー(Nasreddine NCIBI)雇用・職業訓練相大臣が出席しました。
清水大使は、今年8月27日及び28日にチュニジアで開催される予定のTICAD8の最新の進捗状況を発表し、出席者と共にTICAD8に向けた今後の協力について話し合いました。  
清水大使のお祝いスピーチの動画は以下からご覧ください。
 

 
   

ブデン首相との懇談

2月1日、清水大使は、ブデン(Najla Bouden)首相との間で、来年のTICAD8のチュニジア開催を見据えた、両国の関係強化について意見交換を行いました。会談の中では、日本企業による投資が増加し、チュニジアへの外国からの直接投資で日本が第3位となったことについて触れられました。ブデン首相からは、新型コロナ対策・医療機材等の分野での日本のチュニジアに対する支援に謝意が表明されました。

 

ハムザ農業・水資源・漁業大臣との懇談

 

1月30日、清水大使は、ハムザ(Eleys Hamza)農業・水資源・漁業大臣との間で、日本が支援する水資源や洪水対策といったプロジェクトについて意見交換を行いました。また、来年のTICAD8のチュニジア開催を見据えた今後の協力についても話し合われました。